このカテゴリーではAIを生徒に見立て、数学を教えることで、過去の自分を超えることができるかどうかを検証しようと思います。具体的には、東京大学入試の数学の問題で僕の点数が超えられるのかを検証したいと思います。
生徒の対象としては、私(Atsu)です。昔のことを思い出しながら次のように初期設定しました。記憶を頼りにやったので、大雑把ではありますが、
・名前はイムス(Ims)です。(imaginary studentから取りました。)
・新中学1年生です。
・算数は小学生の時から苦手。特に文章問題が苦手です。
・小学校時の算数のテストは80点は超えるけど90点には届かない。
もう少し細かい設定でもいいかもしれませんが、私も自分のことはうろ覚えなのでこれで進めます。
イムスが解く問題 ~中1数学 正負の計算~
適当に選んだ中学1年生の問題を解いていこうと思います。
問題は次の6問です。中学1年生の序盤で学習する正負の計算です。
$$ ①(-15)-(-30)+(-7) \\
②(-4)^3÷(-2) \\
③10÷(-\frac{5}{2})×(-1/6) \\
④7+(-7)×6 \\
⑤{-3^2-(-6-3^2)}÷(-5) \\
⑥{(-\frac{1}{8})+\frac{5}{4}}×40$$
もし余裕のある方がいればご自身で計算してみてくださいね。
イムスの回答 ~6問中4問正解~
これらの問題に対する回答を見てみましょう。
さて、どこが間違っているでしょうか。探してみましょう。
そうですね。分数の計算③と⑥で間違っていますね。
③のミスについては恐らく約分?でミスしていて、⑥のミスについてはマイナスの符号を忘れていますね。
解答のやり直し ~自分のミスに気付くのか?~
このミスにイムスが気づいて修正できるのでしょうか。イムスにやり直しを命じると次のように返ってきました。
イムスはドヤ顔でミスを訂正したと言っていますが、まだ間違いがあります。それは何でしょうか。
③の\(-\frac{1}{6}\)の扱い方ですね。割り算してしまっています。ちなみに⑥のミスはきっちり修正されていますね。
お茶目なイムスに「\(-\frac{1}{6}\)に注意して計算してみてください。」と伝えると。
このように返ってきました。初期設定を忠実に守ってくれたのか、単なるミスなのか現状分かりませんが、分数の計算でミスをすることがあるという事実はわかりました。
次はこれを把握した上で確認テストです。
復習テスト ~ミスを修正できるのか~
前回の復習ができているかの確認です。類題を解いてもらいました。
$$ ①(-20)-(-10)+(-5) \\
②(-2)^3÷(-6) \\
③12÷(-\frac{2}{5})×(-\frac{3}{7}) \\
④4+(-4)×2 \\
⑤{-2^2-(-5-2^2)}÷(-4) \\
⑥{(-\frac{1}{10})+\frac{2}{5}}×10$$
さて、問題は解けましたか?イムスの解答は次の通りでした。
さて、ご自身の解答と見比べてみましょう。イムスは③だけ間違っています。「⑥の問題は克服できたかも?」ということですね。
この間違えをイムスに指摘し、再度解いてもらいましょう。
③の答えをドヤ顔(見えない…)で提示されましたが、間違っていますね。前回と全く同じようなミスをしています。(分数の掛け算を逆数にしてしまう現象…)
これはAIのアルゴリズム的にミスが起きやすいのか、初期設定上、わざとミスしているのか。どちらでしょうね。
ひとまず、先生としてミスを指摘して再度解いてもらいます。
次は符号のミスですね。符号は指摘せず、もう一度計算するように指示します。(スパルタ教育みたいになってる?)
ようやく、正解になりました。イムスお疲れ様。次回も分数から復習しようか(笑)
【補足】分数の計算ミスについて ~AIにミスはあるのか?~
簡単な答え合わせになりますが、次のような対話になりました。
AIのアルゴリズムの方でミスがあったそうです。chatGPTは分数の計算が弱いということが分かりました。これから分数の問題を出しながら、東京大学の入試を解けるように頑張っていこうと思います!(もちろん僕も教えれるように解きます。)
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