【算数数学教室】マスリバティについて

マスリバティについて

マスリバティは「社会でいきる数学」を学ぶことを目的にした教室です。

コースは2つです。

①Σコース:受験・定期試験で得点することを目的にしたコース

②Ωコース:数学を楽しく、活きる数学を学ぶことを目的としたコース

①は従来の学習塾と目的は同じです。定員は10名。現在、4名の方が通塾してしてくれています。詳細はコチラ

②については、続きを読んでもらえればうれしいです。

学校では学べない数学 ~Ωコースができた背景~

「試験で点を取るための数学」ではなく「社会に活かせる数学」を伝える教室がマスリバティです。

開講のきっかけは、社会人の方とこども達の数学への印象に差異があること。それぞれの発言は次の通り。

社会人の方:数学をもっと勉強しておけばよかった。意外と社会で使う。

こども達(生徒):数学を勉強する意味が分からない!何に使うんだ!

いずれの発言も否定する気はありません。ただ、こども達がこのような発言をする理由は、単純に「テストで点にならない」「テキストにほとんど載っていない」からだと思っています。

一方、社会人の方々が数学が必要だと思う理由は「会社で数字を見ることが多い」「数学の考え方(論理的思考力)がとても大事」であると感じることが多いからだと思っています。他にも理由は沢山あると思いますが、よく聞く理由がこの2つです。

このようなギャップに問題を解消するのが、マスリバティΩコースです。

Ωコースの立ち位置

Ωコースは2つの目線から作られています。

1つ目:数学力レベル図

数学で学ぶことをレベル別に分けた図が次のものになります。

中学・高校・大学初期で学ぶ数学は、試験で点を取ることを目的にしたΣコースで対応させて頂いております。

一方、Ωコースは試験で点を取れるかは不明だが、「頭はよくなる」ということを目的にしています。

10年間、受験業界で指導してきて、小手先のテクニックなどでは得点の伸びに限界があることが私の悩みでした。いわゆる地頭や思考力というものを鍛えることが大切。と思っていました。

加えて、それを鍛える方法やノウハウは提供されているものが少なく、指導も非常に困難なものでした。

そこで数学教育のプロの方、経営者といった様々な人の協力いただき、「なぜ計算が早いのか」「なぜ文章題が解けるのか」などの問いから導かれた必要な力が、図のオレンジ部分になります。

    1. 試行力:トライ&エラーを繰り返す力です。
      算数・数学は実験を通じて予測などを得ることがあります。
    2. 思考力:論理的に考え、筋道を立てる力です。
      最終目的から必要な材料を見つける・作ることが数学では大切です。
    3. 私向力:自分のミスに向き合う力です。
      「計算ミスがなぜ起こるのか」といったことや自分でミスを見つけられるようになることです。

お読みいただいた人で気づいた方もいるかと思いますが、上記3つの力は受験でも必要な力になります。時間に余裕がある人はご受講を検討ください。

2つ目:数学フローチャート

私が研究や仕事を通じて、形になった数学の流れは次の通りです。

数学の問題を解く際、上記のように「定義→分析→形式化→検証(計算)→証明」という流れで考えています。それぞれの意味を説明すると次のようになります。

定義=問題文の条件と結論を明確にすること

分析=条件をまとめること(表・グラフなど)

形式化=分析によって利用できそうな公式を導くこと

検証(計算)=公式や式ができれば結論を得られるまで計算すること

証明=その計算結果が正しいか確認すること

もちろん、すべての問題でこれらが必要になるという訳ではなく、一部飛ばしたりするような問題も存在します。そして、学校教育や受験問題は「検証(計算)」「証明」の割合が多い問題がたくさん扱われています。

しかし、「定義」「分析」「形式化」が難しいわけではありません。それらを訓練する量が少ないだけなのです。それらを訓練する場として、Ωコースを開設いたしました。

塾の学習だけでは点数が伸び悩んでいる方には、Ωコースを推奨しています。

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